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2007年1月24日 (水)

命の重み

風化させないでください。亡眞田雄輝(当時18才)の願いです

転落行方不明になった息子は、子供の頃から海が好きで、中学時代には船に乗る仕事を、したいと考え、高校は海洋高校に行くと早くから決めていました。

高校時代は、必要とする免許も頑張って取得しました。

将来の第一歩として、A社は給料も良いし、大きい船に乗れる事で夢を膨らませていました。

求人票には、入社が4月1日と書いてあったので、そう思っていたら、2月5日、A社事務所で船員手帳の手続きで行った時、2月27日焼津集合、3月3日焼津港出港。

出航期間18ヶ月が22ヶ月に、なったと聞かされました。

雄輝は、A社に役に立つ船員になりたいと、卒業式までの自宅待機の時も、学校に行き、授業では習わなかった、ロ-プワ-ク・ワイヤサシなど、船に乗った時必要なな事を、勉強に行きました。

学校側は、正式な卒業式に間に合わないとの事で、雄輝の為に2月20日先生・生徒を集めて、卒業式をしてくれました。

雄輝は皆に感謝し、仕事はたいへんだろうけど、皆に会うのを、楽しみに頑張りたいと、言っていました。

平成16年5月9日(母の日)、船舶電話から運搬船で送って貰いたい品が何かを、話しました。

その次の日、5月10日、転落行方不明と連絡が来る

出航して69日目

私達は、頭の中が真っ白になり、何がどうなったのか、訳が判りませんでした。

これでは、18歳で亡くなった雄輝に対して、私達は、申し訳無いと感じ、1から船に関する事・法律を勉強して来ました。

船主側は、第一に安全・第二に品質・第三に漁獲高、この様な体制でやって貰いたい。

人の命は、何人たりとも、犯す事は出来ない。

もし、これを犯したならば、法律により、罰せられる。

これが社会的ル-ルである。

これは国民の権利である。

船主側は、本当に船の周りは何があるか、知っているのだろうか。

船の周りは、奈落の海以外何も無い。

その様な環境の中で作業させる以上、国が定めた法律を、繰り返し、繰り返し、徹底させる義務があると思う。

国土交通省も、地方任せで無く、徹底的に調べて頂き、船主に船主の自覚・海難事故防止を、させて貰いたいです。

雄輝自体、転落後、絶対に生きたかった。

でも、生き様としても、その糧が無かった。

しがみつく物が何も無い海中で、どんな思いでいたか。

これでは、雄輝が生き様としても、諦める他、無かったと思う。

父は、雄輝が海中に沈みながら、笑顔で「お父さん・お母さん、ごめんなさい」と言って沈む夢を見ています。

それが、航海時の雄輝の最後の姿です。

私達は、雄輝の命を、無駄にしたく無いし、私達が、どれ程の苦痛を味わっているか、本当に判る人は少ないと思います。

私達の様な苦痛を、味わう人が居なくなる様に、徹底して頂きたいし、私達も、国と協力して、海難事故防止に向けて行動して行きたいと考えています。

(未だに、亡骸はないままです)

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